皆さん初めまして
別のどこかで出会っていたらお久しぶり、miTokiです。
お待たせしました。というか自分がやりたかったことですが「劇場版 冴えない彼女の育てかた Fine」についての感想をネタバレマシマシで語っていこうと思います!
せっかくなので劇場版の展開をおさらいしながら書いていきます。
icy tail YO!
最初に触れておきますと劇場版の内容は11巻~13巻、そしてGS3がメインの構成。
冒頭は美智留の所属するバンド[ icy tail ]の新曲「icy tail YO!」からスタート。
GS2で名前だけ出てきたあの曲ですね!!とても女の子らしい歌詞だけど女々しくならず、元気いっぱいな曲になっているのが凄く美智留、というかあのバンドらしくて良い…
「たとえ違う方向を向いていても、みんな、それぞれの前へ進んでる」
原作でこの曲を歌う前の美智留のこの台詞が大好きで、みんなが前へ進んだ先にあるものが“あのエンドロールのあと” なのだと思います。やばい、書いてて泣きそう。豪華版パンフレットにCDがついているので、何度も聴いてる。
映像としても最高でした!めっちゃ動く!かわいい!
エンドロールにモーションキャプチャーの制作者のお名前があったのでこのシーンはモーキャプで作られたのでしょうか?神です!そしてicy tailは美智留以外のバンドメンバーも最高に可愛い。
ただ藍子はえっち過ぎる。あざとすぎるだろ…
他にもblessing softwareのプロデューサーとして動いている伊織も印象的でした。原作8巻では伊織をサークルに入れるためのお話がありますが、アニメ2期の方で倫也と恵のデートをやっているので劇場版冒頭で既にサークルメンバーになっている展開でしたね!
打ち上げ
先ほどのライブの打ち上げで秋葉原で焼肉をする新旧blessing software 一同。ここでもicy tailのみんなが沢山観れて嬉しいです。ちなみにアニオリですがアニメ2期終わりの時点で恵と英梨々は仲直りしている のでもう普通に会話をしています。いつもの英梨々と詩羽先輩の足喧嘩も見ることができました。それと原作9巻、GS2の英梨々√、10巻の詩羽先輩√はほとんど削る構性となっていました。
もちろん残念ですが、二時間で原作6冊相当のシナリオを入れるのは不可能なので仕方がないね…
そう、しかたがない…9巻の倫也から英梨々へのラブレターをみんなにいじられるシーンとかGS2の英梨々が恵に語った夢のシーンとか10巻の詩羽先輩が帽子を押さえて年相応に泣くシーンとかラストの紅坂朱音が自分の生き方を語るシーンとかとても好きだったけど仕方がない…
で す が !
恵が倫也の食べかけのサンドイッチを食べるシーンやキスがばれて恵の目から光が消えるシーン、赤いBMW(ナンバーについて舞台挨拶で赤崎さんも触れられてましたね(笑) )の紅坂朱音が乗り込んできて打合せを始めるシーンなど!9.10巻に当たる部分を作品に違和感なく入れようとしている制作者様たちの思いが感じられて嬉しかった!
スランプと相談
続いて恵が倫也の家に行くところから始まります。鍵を開け、手鏡で前髪をチェックしてから入る恵… かわいいですねぇ。激萌えです。倫也の部屋に行くと倫也は寝落ちしてる。ここで起こすのではなく朝ごはんを作りに行く恵。妻力。しかもパンの耳まで落とす手の込み具合ですよ。
この後、恵に起こされた倫也には一つの問題が。メインヒロインが主人公を意識するようになるシナリオがどうしても書けない。行き詰った倫也は原作と展開は違いますが紅坂朱音からアドバイスを受けます。
【創作の化物】紅坂朱音…… 彼女が倫也にかけた言葉、そう それは
「オ〇ニーしろ、少年」
この作品やべーよ。あの生天目さんに劇場版でオ〇ニー連呼させるってやべーよ。最高でした。ありがとうございます。それはさておき 朱音さんからのアドバイスは「前作のお前らしく、自分にしか書けないものを書けよ」といったものでした。(このシーンでcherry blessing〜巡る恵みの物語〜の一枚絵が出てきたときは嬉しかったですね!可愛いかった!)
巡璃√執筆 (恵√)
アドバイスを受けた倫也はキモオタの妄想全開で、メインヒロイン√シナリオの執筆へ。
「夏休み、いつまでだっけ?」「 ええと…8月31日だな 」
「今日何日だっけ?」「 …8月31日だな 」「もひとつ いいかな」
といった 小ネタ 「君のような勘のいいガキは嫌いだよ」 を挟みながらもネタ集めと本読みをする倫也と恵。ここからじっくりと、じっくりと関係を縮めていきます。
原作11巻では、本読みを頼まれた時の「わたしが、いなくちゃ……駄目、なの?」や、倫也に巡璃15の台詞を言ってほしい恵などもう死ぬほど濃厚な一夜がありましたが、劇場版では変更。その代わりに一夜明けの朝の登校シーンなどでもうしんどくなるほど甘い関係を見せてもらったのでとても良かったです!
しかもそれだけでは終わりません。遂に来ましたね、手繋ぎイベントが!!発狂ものですこれは!手を繋ぐまでのやり取りがほんとに観てるこちらが耐えられない程の胸キュン度合いでした!
「わかんないよ。やってみないと わかんないよ」
甘すぎるっ!!
やってみないと分からないよね!そうだよね!うううううううぁぁぁぁぁ…
失礼、取り乱しました。空を見ながら手を繋ぐ二人、最高でしたね!めちゃくちゃヌルヌル動く二人の指に制作陣様の熱意を感じました!そして原作通りならここから伝説の「通話キス」がっ!!!
…ない? あっ ない かぁ。恵の
「でもさ、そんなに緊張することないんだよ、お互い」
「だって、悪い思い出なんかに、なるわけがないから」
「歯がぶつかっちゃっても、笑っちゃっても、喧嘩になっちゃっても……何が起こっても、素敵な思い出になっちゃうに、決まってるから」
は、ありませんでしたね。残念。
そして今後のシナリオ展開について話す二人。「転」なんていらない、このままずっと最後までイチャイチャしよう。それが恵が望んだ展開でした。倫也もそれを受け入れ、次のイチャイチャ(ネタ集め)に倫也が選んだのは9月23日、恵の誕生日。ここでようやく、倫也が主人公ではなく自分として恵をデートに誘います。
そして、恵の返事は「…絶対行く」
もうほんと、やばいですよね。なんだかなぁ でも しかたないなぁ でもなく、あの恵がここまで言ったことに感動したよ…
『転』
順調に関係を進める倫也と恵ですが、これはゲームじゃない、『転』はやってきます。
恵の誕生日当日に紅坂朱音が脳梗塞で倒れ、病院に呼ばれる倫也。続けて詩羽先輩と英梨々がやってきます。そこで二人の関わるフィールズ・クロニクルの現状を聞く倫也。紅坂朱音が倒れたことで二人がやっていきたことが無駄になってしまうかもしれない。自分にとっての宝物である二人のクリエイターの将来が閉ざされてしまうかもしれない。そんな葛藤を続ける倫也。(原作12巻での倫也が零した”宝物”という表現がめちゃくちゃ好きです。)
原作では軽く笑い要素も入れていた場面でしたが、劇場版ではひたすらシリアスでした。こちらのほうが展開を受け入れやすいので好きな方も多いのかな。
この後、病院から恵に電話を掛ける倫也。この時の「誕生日、おめでとう」を聴いて、なんというか倫也の声優が松岡さんで良かったと心から思います。そしてそれを影で聞いていた詩羽先輩、この演出は劇場版ならではでしたね。
ここから先の展開はオリジナル要素が多く、とても引き込まれました。原作とは違った詩羽先輩と英梨々の決意、そして自分の意思によって倫也はフィールズ・クロニクルに関わる決意をします。
そう、自分たちのゲーム作りを遅らせてまで。この『転』により、離れていく倫也と恵。
「わたし、やっぱり、あなたの、メインヒロインに、なれないよ」
もう観ていてほんとに心にキた。安野さんの演技がえっぐい…
原作ではこの場面、通話越しだったけど劇場版では手を繋いだあの駅で、あの時、心が近づいたこの場所で、一度手を振り払われてからのこの言葉。それが離れていく痛みというか悲しさというか寂しさというか…。しんどいですがめちゃくちゃ良い演出でした。
そんな気持ちのすれ違いがありつつも、町田さんの助けもあり、なんとかマルズから詩羽先輩と英梨々の締切を勝ち取ってきた倫也。そして三人は最後の仕上げへ。
一方、倫也(サークル代表兼シナリオライター)の不在と、恵の気持ちの整理がついていないことで
blessing softwareはしばらくメインの活動休止となってしまいました。
原作のGS3ではここで伊織と恵の第〇次正妻戦争や、美智留のサークルのための頑張りがあったのですがそこは大幅カット。そしてなんとか恵の機嫌を直そうと頑張る出海ちゃん。
もう、ほんと、いい子…!!
ライブの時はギリギリまでキービジュを描いて、焼肉のときは焦げないように肉を捌き、倫也と恵の些細な変化や関係性にも気を配る…、天使という枠では間違いなく出海ちゃんがナンバーワン。少しお話が逸れますが[恋するメトロノーム]のほうでお馴染の相楽真由ちゃん。劇場版で出てくるかな?と思っていたのですが管理人は見つけられませんでした。
美智留は今回シリアスは少なめでしたがその分、美智留が登場する場面ではどんな時でも安心できました。なんというか家族のような安心感があります。原作でも影で倫也のために動く美智留。その理由は「家族だから、ずっと繋がっていく」
美智留にとってはこれが倫也へのすべてなのかな と勝手に解釈しております。
そんな中、倫也は仕事の合間に恵へ謝罪のような、経過報告のような、そんな、誰がどう見てもラブレターな巡璃シナリオを送り続けます。
それを見た詩羽先輩と英梨々の表情がたまらなく胸を締め付けました…えっぐい。劇場版では出ませんでしたがGS3でこのメールを受け取っている恵がとてもとても愛おしいんですよね。
恵の本音
そしてその後、波島家でサークル会議(恵の愚痴を聞く会)が始まります。原作ではここでブチ切れ恵vs詩羽先輩の通話戦争が始まって最高だったんですがそれはなく、それでも、自分が聞きたい言葉はちゃんと聞けました。
「倫也くんは、私の、だよ」
誰かの原稿じゃない。巡璃に重ねた台詞でもない。わたついていた原作の恵とは違うけれど、でも原作とは違った想いの強さが安野さんの演技から感じられてこれもまた、恵の気持ちなんだなと、思えたシーンでした。
告白
ヒロインが自分の心に答えを出した後は主人公の番。フィールズ・クロニクルの仕事が終わった倫也たち。打ち上げでもしようか と誘う英梨々に対し「俺は帰らないと」と断る倫也。この時の三人の会話が、みんな笑顔なのにめちゃくちゃ寂しくて…「本当に楽しかった 」「絶対に忘れない」
そんな言葉を残し、英梨々と詩羽先輩に別れを告げ、blessing softwareへと帰る倫也。そして、家に帰ると そこにはメールを読んだ恵が。
倫也に対して、色々な感情が渦巻いて途中で立ち去ろうとしてしまう恵。そしてそれを追いかけ、手を伸ばす倫也。そして
「 俺 恵が好きだ 」
ただのオタクの男の子が女の子に告白するって本当に勇気がいるし正直ハードルが高過ぎるんですよね。そしてその相手が憧れで自分にとっての神様のような人なら尚更。倫也にとっての憧れた神様は間違いなくあの二人でした。
その憧れが強ければ強いほど想いを伝えるのは怖い。自分とは釣り合わない程あの二人は高見にいて、自分が一緒になることで、それを壊してしまうかもしれない。(英梨々の「倫也」が傍にいると… ですね)もし一緒になっても、いつかは二人は自分ではなくクリエイターとしての道を選ぶかもしれない。離れていくのが、怖い。
そんなはっきりいって情けなく、みっともない感情が倫也の中にはあって…でも、だからこそ、どんな時も最後には自分の横にいて、今回だってまた裏切ったのに、泣かせるほど悲しませたのにそれでも自分を待っていてくれる。
そんな恵だからこそ「なんとかなると思った」。
告白をされ、理由を聞いた恵。
「ひどい告白だね」
「でも 合格、だよ」
と倫也に抱き付き、倫也もぎこちないながらも抱き締めます。
「どうするの 倫也くん」
「しらないよ!」
「どうすればいいのおれ?」
「どうすればいいいんだろうね?」
そして、目を瞑り口を突き出す恵。めちゃくちゃ焦ってテンパる倫也。そしてテンパりの勢いそのままにキスする倫也。そのタイミングで目をあけてしまう恵。
ごめん 違うよな こうじゃないよな と泣きそうになりながら自分を責める倫也。そんな倫也へ今度は自分からキスする恵。…先程よりもほんの少しだけ長めのキス。
「違わないよ」「ただ タイミングが合わなかっただけ」「それ以外はなにも間違ってない」
わたしがあなたを好きという気持ちも、間違いなんかじゃない。
両手を合わせ、見詰め合う 二人。
「 じゃあ いっせーの で 」
「 い っ せ ー の 」
喧嘩して、謝って、テンパって、噛み合わなくって… それでも 「素敵な思い出になっちゃうに、決まってる」本当にその通りでした。
ほんとに全部最高なんですが、恵最高なんですが、この場面の泣きそうになっちゃう倫也も最高に心に刺さりました。不安とドキドキがごっちゃになって泣きそうになっちゃうんですよ…
やっばいいいいいいいいいいいいいい…
エピローグ
二人のキスから暗転、紅坂朱音の病室から始まります。フィールズ・クロニクル諸々の報告を朱音に済ませた倫也。倫也の将来について触れつつ、冬コミへ向け正式にサークルに戻ります。
場面変わり、いつもの倫也の部屋でのサークル活動へ。そこで明らかに距離の近い倫也と恵。もう隠さずに倫也くん、恵呼びです。
それを見る美智留と出海ちゃん。「べっつにー(ですよ)」言い方も目つきも可愛かったですね~!「「やり直し」ってキスする巡璃がかわいくて…!」 と倫也の書いたシナリオを読んで巡璃の可愛さを語る出海ちゃんに対して照れてるというか複雑な表情をしてる恵が良かった…!
そしてサークルのお手伝いに英梨々と詩羽先輩が参加し、制作は終盤へ。夜になり、空を見ながら夜風に当たる英梨々。そんな英梨々に声を掛ける倫也。
「ごめんな」
これまでのこと、そしてこれからのこと。10年前お前のライバルでいられなくて、一緒にいられなくてごめん。そして今、俺は恵と…と続けようとする倫也へ、
その先を「わかってるから」と遮る英梨々。
そして
「ねぇ 倫也!」
「あんた、あたしのこと好きだった~!?」
「10年前、好きだった~?」
それに対しての倫也の叫びは、映像だけでは伝わりにくいかもしれないですが“あの頃、俺には、お前だけだった“、でもこんなことを言っても、もうどうにもならなくて。むしろ、みんなを傷つけてしまうだけだから。いろんな言葉を隠すための「知るか~!!」だった、と原作を読んで解釈しております。
冴えカノはもう一人の主人公は 英梨々なんじゃないか ってぐらい英梨々の描写がやばい…アニメ♭の11話の英梨々で号泣したもん…、GS3で号泣したもん…。
英梨々が家に戻ると階段から降りてくる恵。一緒にお風呂に入り、それぞれの心情を打ち明ける二人。朝になり、倫也家から帰る英梨々と詩羽先輩。あの坂を上り、倫也を想い涙を流す英梨々。そんな英梨々へ詩羽先輩は
「彼は間違いなく、私達に恋をしていた」
それは霞詩子と柏木エリとしてかもしれないけど、それはどちらも私達。だからこれからも恋し続けられるために、ここからさらに二人で進んでいこう。と誓いを立てます。
この時の、今まで泣いていただけだった英梨々が手で自分の口を覆い、涙を止めるのが本当に好きでした。強くなった… 本当に強くなった…
そして冬コミ3日目当日。当たり前のように安芸家の戸締りをする恵と遅刻しそうで慌てて家を出る倫也。先に歩いていた倫也が引き返して恵の手を引くシーン!良かったですね!
そして「いよいよだね、冬コミ」と0話のあの言葉から始まり、あの時とは違った二人とサークル、倫也や恵、英梨々達の卒業式の様子を映しながら、劇場版主題歌春奈るなさんの『 glory days 』が流れます。
サビの「 大好きだよ 隣で見たどんな景色も 」のところで原作12巻の表紙のような泣きながら寄り添う恵と英梨々。「 この坂道 並んで登りきったなら 」であの運命坂にいる倫也と恵。そしてサビの歌詞が終わった後、恵の「たったひとりの、あなただけのメインヒロインに、なれたかな」この言葉で、エンドロールと共に本編は幕を閉じます。
ほんとに良かった… この作品を知ることができて本当に良かった……
『 glory days 』の歌詞の中にある、シグナル や カラフル 、ダイアリーなど歴代曲の題名を入れてる完結編ならではな歌詞。(ステラブリーズは恐らく冒頭の「桜色の風」の部分です!)作詞作曲には「カラフル。」の沢井美空さんも携わっていて、アニメ1期を彩ったお二人の最高の一曲でした。
もうエモさの塊過ぎる…
エンドロールのその先で
エンドロールの終了とともに「わたし達 もう別れたほうがいいのかな…」恵のとんでもない第一声から始まる未来のお話。わたし達最近会えてないし…と、創作をやめてしまった倫也に別れ話をする恵。恵に振られボロボロのアパートへ帰ると夜逃げしてやつれた伊織が。屑に磨きがかかった伊織が寝たあと、夜風に当たりに行く倫也。遠くを見ながら涙を流したその瞬間
「倫理…くん?」
振り向くとそこには髪を切り、大人になった忘れられない彼女、霞ヶ丘詩羽が。
「いいえ、倫也くん!」
見つめ合う二人。流れるどこか懐かしいBGM。そして…
『♪ あ~の』
「いやあんたが歌うんかい!!」
笑いそうになるのを死ぬ気で堪えましたよ。映画館ですからね。丸戸先生卑怯過ぎる…!!懐かしいBGMの正体は小田和正さんの『ラブ・ストーリーは突然に』でした。某バラエティパロ。
エンドロール後からここまでのお話は詩羽先輩が徹夜で書いた霞ヶ丘詩羽√のシナリオ。冴えカノに必要不可欠なギャグパート ですね。人気ゲームメーカーとなったblessing software。その社長となった倫也とディレクターの伊織が霞詩子と柏木エリと新作の打ち合わせをしていました。
ハーフアップの英梨々。どうみても町田さんの影響バリバリな詩羽先輩。後ろ髪を伸ばした伊織。また眼鏡を掛け、背が伸びた倫也。大人になった4人。詩羽先輩に200万で自分√を書いてもらうとする英梨々や互いを呼び合う二人に涙を流す倫也。そしてさりげなくハンカチを差し出す正妻伊織……ほっこりする打ち合わせの風景でした。
そして場面変わり、池袋駅で倫也を待つ恵の姿。倫也の姿を見つけ、声を掛ける恵にいきなり抱き着く倫也……
「お前はいなくならないよな」「俺を見捨てたりしないよなぁ」 と、霞詩子のシナリオを読んで不安になってしまった倫也をなだめる恵。
歩きながら二人の今までに想いを馳せる二人。倫也がキスをしようとするとそれを指で押さえる恵。
「 部屋に戻ってからね 」
供給過多!!死ぬ..死んじゃうよ……そして雰囲気そのままにマンションに帰ると「鍵、開いてる..?」家の中にはゲームに興じるポニテ姿の美智留とお団子ヘアーの出海が。blessing softwareの仕事場が隣の部屋だったみたいです。(表札の安芸 倫也 加藤 恵 で管理人のライフはゼロに)
美智留達だけではなく、明らかに倫也の趣味ではない食器や掃除のされているキッチンを確認する英梨々。英梨々が指さした方向にはもちろん詩羽先輩も。にひーとしてる英梨々や勝手にシャワー浴びてる詩羽先輩、そしてバチバチしてる恵がかわいい……
土下座をし、肩をもみ、料理を作る恵の機嫌をとる倫也。(イチャイチャしやがって…もっとやれ!!)「これ持ってて!」と料理を渡す恵。その左手には……。
靴を揃えたりする場面では巧みに隠していたアレがあるんですよ……そして「これは回収しとくね」と 恵からキスを……
柱ぁああああああああああああああ!!みえ、うおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉ……!!!!なんてにくい演出…!どこか懐かしい、そして激萌え……!!そして見詰め合い、互いに口づける二人…
いや、ほんとに!!このキスがね!!?やばくてね!!!?もう「いっせーの」がなくてもタイミングが合うんですよ!!タイミングが合うくらい愛を育んできたんでしょうね…うぁぁぁぁ…… ほんとにありがとうございます…
そして最後はみんなの「お疲れ様でした!」とお酒の開封音。そして 今度こそおしまい の文字と共に締め括られます。お疲れ様でしたー! の明らかな中の人っぽさも、原作でもメタ要素の多い冴えカノならではの表現だったと思います!
最後に
ここまでご覧になられた皆様、ありがとうございました。はじめての感想ブログということで、読みにくくなってたら申し訳ありません……
劇場版冴えカノ、間違いなく自分のなかに深く刻まれた作品でした。そして大好きだった作品の終わりを見届けられる嬉しさと、終わってしまう寂しさと…。原作13巻を読んだ後にも感じた複雑な感情が渦巻いています。
でもやっぱり嬉しさのほうが大きくて、心からこの作品に出会えてよかったと思います。
それに「これまでも、これからも。blessing softwareはなくならない」ですもんね!寂しくなんか…!!彼ら彼女らの今後(AfterStory)に思いを馳せつつ、終わろうと思います。
最後になりますが、丸戸先生、深崎先生、キャストの方々、そして制作スタッフの皆様に!
改めて感謝の言葉を申し上げたいと思います!
本当に、ありがとうございました!
執筆中BGM : glory days (春奈るな)
コメント
今さらになって
冴えカノという作品にであって
劇場版まで見終わりましたが、好きになれた作品の終着点をみれて嬉しいような寂しいような。
そんなふわふわした気持ちでいたのですが、ここまで文章にしてくださってるのをみてようやく飲み込めそうです。