こんにちは。miToki(以下管理人)です!
今回は早速ですが、劇場版冴えカノ特典小説の感想…と、その前に。11月29日に行われた『劇場版 冴えない彼女の育てかた Fine』の舞台挨拶付き上映の感想を少しだけ書きたいと思います!
原作者 丸戸史明先生と総監督 亀井幹太監督が登壇された舞台挨拶の感想です!
【劇場版 冴えない彼女の育てかた Fine】原作者&総監督 登壇舞台挨拶 感想
はい。ということで、まずは舞台挨拶の感想から。
映画本編終了後「冴えカノいいよね… いい…」と余韻に浸っている管理人。すると本編は終了したのにも関わらず、再び照明が落とされたスクリーン。そこで流れてきたのは「冴えない彼女の育てかた」のOP映像でした。そう!blessing softwareが制作した劇中作「冴えない彼女の育てかた」です!本編冒頭、icy tailのライブシーンの後ろのモニターで流れていたあの映像のフルバージョンですね!!原作冴えカノのシーンを彷彿とさせるOP映像。最高でしたね… (映像終了後には拍手も起こる)
その後、冴えカノ司会でお馴染の松澤千晶さんが登壇。その後にゲストの丸戸先生と亀井監督も登壇されました。緊張なさっていた亀井監督に対し、初日舞台挨拶の時に同じ劇場に来て舞台挨拶を観ていたという丸戸先生。…マジ? あの時同じ空間にいたんですか…?キャスト陣の舞台挨拶中にポップコーンを食べていたら、あとで美智留役の矢作さんに怒られたそうです。ブレねぇなこの人…
さらにその後、最初に流れたOPムービーについて話す亀井監督。あのOP映像はBlu-ray特典に入れてもらえるように調整中とのこと。やったね!もうこれは店舗特典分買うしかないね!!!いや、本当に嬉しい。 すべての冴えカノファンに観てほしいもん。OP内のヒロイン達のイラストについては、劇中で出海ちゃんのイラストを担当する なかじまゆか さんにギャルゲー風にしてほしい。とオーダーしたところあの神イラストが上がってきたのだとか。感謝しかない…
そして来場者特典について話す丸戸先生。恵役の安野さんのとあるイベントの帰りに、アニプレックスさんから来場者特典に7週連続の書き下ろし小説を書いて欲しいと依頼をされたとのこと。『いいけど、特典余るほど作ってね』と返した丸戸先生。
いや、神かよ…そしてかっこいい… 日にちが経っても特典が枯れないのはそういうことだったんですね。劇場埋まってんのに木曜日に見に行った時に特典あるんだもん…おかげで色紙コンプリートできました。ありがとうございます!(空になる財布)
ちなみに安野さんの「とあるイベント」は個人的には安野さん1stソロLIVEかワルキューレの3rd LIVEだと予想。2017年12月に劇場の制作決定が告知されたので1st 2nd LIVEでは早過ぎるし、なによりも3rd LIVE会場のフラスタ、見逃してませんよ!(写真へたくそでごめんなさい)
話が逸れました。続いて、亀井監督が5週目来場者特典の原画セットについてお話されました。実際は15枚1セットでしたが当初は2枚1セットの5種類ランダムだったらしいです。
あ、あぶねぇ…めちゃくちゃあぶねぇ。お財布的な意味で。そして本当にありがたい…。
そして劇場版Cパートについて丸戸先生からのお話。Cパートは本編から6年目。6週目特典小説が2019年の夏。 7週目が秋。そして劇場版Cパートに繋がる、と。6年目というのはドラゴンマガジンのインタビューにもありましたね。
作品について、続いては脚本の初稿のお話。初稿の段階では詩羽先輩と倫也の別れのシーンがあり、逆に英梨々の別れのシーンはなかったとのこと。
それを読んだ監督が冴えカノ♭の最後で詩羽との別れは描いた、との判断で劇場版のような構成となったようです。(詩羽先輩派による炎上に怯えてました(笑))
今まで美智留推しだった亀井監督ですが、英梨々が坂を上りながら泣くシーンを描いてるうちに英梨々派になってしまったそう。わかる…、英梨々ほんと主人公なんだもん… まじでわかる…
という訳で、削られてしまった詩羽先輩のシーンを増やすべく丸戸先生がノリノリで書き上げたのがCパート。最初はもっとシナリオが多かったらしいですよ!読みてぇ…
続いてあの”告白シーン”。キスシーンについて互いの考えをぶつけ合った原作者と総監督。最高ですね。手を繋ぐシーンは丸戸先生ですらドキドキしたと大絶賛。このシーンのオーダーは”アレ”をしてるような感じで。だったらしいですよ。(丸戸先生はエ〇ゲシナリオライター。もう、わかりますよね?)
続いてEDの卒業式シーンについて。第二ボタンを取り合う英梨々と出海ちゃんのシーンですが、恵は参戦していない。ダ・〇ーポ的に恵が第二ボタンでは?と思う皆さんですが、丸戸先生曰く、恵は既に第五ボタンを貰っているらしいです。第〇次正妻戦争の勝利者は恵だった、と。
その後、タンス上の写真や別れ話時のFGO、Cパート挿入歌の経緯など作品内の小ネタの裏話を聞くことができました。
また今回の舞台挨拶は丸戸先生が提案して実現。ファンの疑問に答える場を持ちたかった。オールナイトイベントをやりたい とも仰っていました。
雑誌のインタビューだけでなく、こういった場所を原作者自ら用意するのってほんとに珍しいし、ファンとしても凄くありがたいことなんですよね… 冴えカノが、それほど制作陣 ファン問わず愛されている証拠だと思います。
最後には公式のTwitterでも情報が出ていますが
- 上映される劇場の追加
- 新たなキャスト陣舞台挨拶の決定
- 8週目以降の来場者特典決定
の告知が。
す、すげーーーー!!!司会の千晶さんも「すごいことなんだよ」と仰っていましたがほんとにすげぇ。さっきからありがてぇとしか言ってないけどマジでありがたい…
告知の後にはお二人の終わりの挨拶。感謝と共に、冴えカノ大好きと言って下さった亀井監督。原作の完結から二年以上経っているのに二度の重版がかかり、ありがとうございます。と丸戸先生。しかも丸戸先生、公開初日からずっとエゴサしてるんですって!こ、このブログ見られてたらどうしよう…
さて、舞台挨拶の感想は以上になります。
ほんとうに楽しかった…!キャスト陣が集まる舞台挨拶とは違ってとんでもない一言が飛び出してきたり…(笑) あの空間にいれて幸せでした。ちょこっとだけお話とか言いながらそこそこ長くなってしまった…これなら別記事にした方が良かったかも。
それではここからは、本題の特典小説の感想を。
【第六週目特典小説】
はい。という訳で今週も劇場版冴えカノを観てきました。
早速ですが今回の本題である、劇場版冴えカノ第六週目来場者特典小説「冴えない彼女の育てかた After[Six Years Later Part.1]」のあらすじと感想を書いていきます!まずは公式様のあらすじからどうぞ。
あらすじ:「冴えない彼女の育てかた After [Six Years Later Part.1]」
あれから6年。
親戚一同がお盆で集まった加藤宅で、恵は姉から「将来」について問い詰められる。
一方その頃、長野の実家に帰省した倫也もまた、親族から同様の煽りを受け続けていた。
今回は6年後パートワン。7週目特典との上下構成となっているんですね。そしてまさかの恵の姉「宏美お姉ちゃん」再登場!FD2の表紙を飾ったあの人です!!お盆にそれぞれ帰省した恵と倫也は「将来」について問い詰められる…これってつまり結婚とかそういう…
haaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa…気になり過ぎる…なんだかカッコいい表紙の倫也も気になり過ぎる…それではさっそくあらすじと感想を書いていきます!
舞台は本編から6年後の夏。お盆。
「だから今はそういう話じゃないでしょ恵の結婚の話でしょ?」
「それは明らかな論点のすり替えだよお姉ちゃん」
加藤家では、帰省した姉の宏美と恵がバトルを繰り広げていました。
従兄弟、圭一くんが生まれた愛娘を連れて加藤家に挨拶にきたお盆。圭一の娘の自慢と愛情を浴びさせれらた加藤家の両親は『宏美もそろそろ…』と宏美に孫の催促。それに宏美は「いやいや恵がさっさと結婚して作る方が早いでしょ」と言い放ち、現在のバトルに繋がっています。
な、なんか生々しい…むず痒いというか、なんというか。恵ももう結婚とかそういう話をするところまで来てるんですね…
バトルのあと、夕食を食べたのちに圭一くんは帰宅。FD2のように恵の部屋で話を続ける恵と宏美。
「で、お姉ちゃんどうするの子供?」
「お姉ちゃんもう三十超えたし、作るんだったら早いとこ……」
「ちょっと黙ってろよ妹」
夕食後もバトルを続ける二人。宏美は恵の将来について問いただします。
「結婚、すんの?」「今は結婚だけが男女の形じゃないでしょ」
「じゃあ、したくないの?」「・・・・・・・・・・・・」
「彼のこと嫌いになった?それとも飽きた?」「・・・・・・・・・・・・・・・・」
結婚に対しての質問に黙りこくる恵。妹が心配で、愛ゆえに問いただす宏美。
FDの時には興味本位で聞いていた宏美ですが、もう二人もいい大人…七年も一緒にいるのに未だに踏ん切りがつかない妹が心配なんですね…しかし恵もただ結婚を迷っているのではなく、理由があって…
「あのさぁお姉ちゃん…… わたしたち、会社、やってるんだよ?それも、やっと軌道に乗ったところなんだよ?」
「今が……一番大事な時なんだよ?」
「それって、結婚と関係なくない?」
「あるよ…… そんなことで、倫也くんに、負担かけられないよ」
倫也の、自分たちの夢のために今が一番大事なとき。自分の結婚を、幸せを「そんなこと」なんて言ってしまうくらい、倫也のことを考えている恵。
「そんなことって…… じゃあ、いつならいいのよ? いつになったら……」
宏美の質問を受け恵は…
一方、舞台は長野県。畳敷きの大広間。
「で、倫君どうなの? そろそろ結婚は」
「だからここはそういう場じゃないでしょ先祖に思いを馳せる場でしょおじさん!?」
お盆ということで、親戚一同が集まる氷堂本家にきている倫也。そこの食事の席で、倫也の母親の兄であり美智留の父である泰隆おじさんを中心に親戚のおじちゃんおばちゃん達から弄りを受けていました。
「倫也君モテそうだもんなぁ」「ほんと、久しぶりに会ったら男前になって!」
「そういえば社長さんになったんだってねぇ~」「子供の時からお勉強できたもんねぇ」
と、過剰過ぎるくらい「良い意味で」弄りを受ける倫也。
氷堂家の倫也と同世代の子供たちは偶然女の子ばかりで、ただ一人の男の子。さらには東京住みでなかなか会うことのなかった倫也は、氷堂本家の人達にめちゃくちゃ可愛いがられていたんですよね。
「トモの奴、もう六年も付き合ってる彼女がいるから。いい加減待たせ過ぎなんだよね~」
弄りを受けている倫也たちの会話に混じる美智留。そんな美智留に対し、
「ほんっと、倫君はこうして立派になったってのに、うちのはずっとこんなんだから……」と、お酒を飲み過ぎていらんことを言う泰隆氏(美智留父)。
「……あぁ!?」と、父に切れる美智留。
今さらですけど美智留とお父さんってあんまり仲がよろしくないんですよね…娘に対する過小評価というかひいき目というか…確かに自由奔放な彼女ですが、女の子としてもとても魅力的だし、なによりクリエイターとしても、間違いなく実力者。
そんな彼女のことを知っている倫也は…
それから、時間が経ち深夜。それぞれ親類一同が部屋に戻る中、縁側に座り、話を続ける倫也と美智留。
「ありがとね、トモ」
「何が?」
「いや、久しぶりに、あたしのマネージャーみたいなこと、やってくれて」
「みんなが知らないのが我慢できなかっただけだよ…お前が、実はすごい奴なんだって」
あの泰隆氏と美智留の喧嘩の後、親類たちにメジャーデビューした美智留の新曲のPVを見せて回ったり、どれだけの人気があるのかを聞かせて回ったりした倫也。それはもう、高校の時の全開オタクのような暑苦しさで…
あ~ こういうのがあるから倫也嫌いになれないですよね…ていうか好き…好きなものに、人に何処までもこだわれるのは倫也の良さですよ。宣伝されている時、美智留はどんな顔してたんでしょうか。彼女いるくせになんて罪作りな主人公なんだ…
「ま、しょうがないって。この家じゃさ、トモはみんなのヒーローなんだ」
それは本家の人たちだけでなく
「それに、あたしにとっても、さ」
美智留の言葉を受けて、倫也も自分の気持ちを伝えます。
「でも今は、お前の方が凄いだろ? それこそ、あの二人と同じくらいに……」
それでも。あの二人と同じくらいに凄くなっても。美智留はまだ俺のチームにいてくれる。一緒に夢を追ってくれる。だから
「ありがとうな、美智留」
感謝を伝える倫也。その言葉に、いつものように軽く受け流すことができなかった美智留。
それは多分、知っているから。氷堂家だけの、彼女だけのヒーローだった男の子とはそろそろお別れだと。
「で、トモ、どうすんの?」
「加藤ちゃん…… どうすんの?」
近いうちに、きっと彼は、この場所に、自分がちょっとだけ居心地の悪くなる、親友の女の子を連れてくるはずだと。知っているから。
いやここほんとやばい…
美智留の恋心のような家族愛のような、倫也への気持ちが書かれるのってめちゃくちゃ珍しいじゃないですか… そして極めつけは「親友の女の子」ですよ。
恵の親友っていうと英梨々のイメージが強いけど、美智留と恵って旧blessing softwareの頃からずっと一緒にいるんです。GS3の時には既に親友になっていたのかもしれないですけど、それでも!ちゃんと言葉というか文字にして「親友」って書いてくれるのがありがたい…うおお… 丸戸神…
「正直、決めるんだったら今なんじゃない? 会社、やっと軌道に乗ったし」
「めっちゃ苦労したけどな……」
「そうだよ、加藤ちゃん、苦労したよ…… 多分、トモと同じか、それ以上にね」
「だったら、あんたはさ……」
美智留の、親友のための言葉を受け、倫也は……
─ ─ ─ ─ ─
「そんなことって…… じゃあ、いつならいいのよ? いつになったら……」
「あと、二年は…… まだ、かな」
─ ─ ─ ─ ─
「だったら、あんたはさ……」
「今年…… うん、今年こそ」
─ ─ ─ ─ ─
以上が今回の書き下ろし小説の内容でした。
つ、続きをおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!
続きをください!!続きを!!!うっわまじですか…これ生殺しにもほどがある…お互いを想って気持ちがすれ違う二人…王道ですねこれは…表紙の倫也は覚悟を決めた最後のシーンの…
ドキドキハラハラがありつつ、でも読者はこの先にあるハッピーエンドを劇場版で観ているので二人を温かく見守ることができる…あ~!!!!
たーのーしーみー!!!
はい!それでは今回はここまで!舞台挨拶のレポのようなものと合わせて、ずいぶん長くなってしまってごめんなさい。それでも、ご覧頂きありがとうございました!
来週の特典小説に妄想を膨らませつつ、ここで終わろうと思います!
マジで楽しみだなぁ…まだ日替わり上映とかやってるのかな?調べておこう…
では!
執筆中BGM : Cherish you (氷堂美智留(CV.矢作紗友里)
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