やっはろー!
miToki(以下 管理人)です。アンソロジー3に続いて今回は『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 アンソロジー4 オールスターズ』の感想を書いていきます!相変わらずタイトルが長いよ!それではどうぞ!
『たとえぼくたちの青春ラブコメがまちがっていたとしても、』 石川 博品、エナミカツミ
『先生とそのお布団』のお二人によるアンソロジー。
こちらはアンソロジー1に続き二作品目のアンソロジーになります。このお話なんですけど、なんと俺ガイル読者が主人公のお話なんですよね。もはやメタとかそういう次元じゃない。
あまりにも新鮮で、読んでいてすっごい引き込まれ、「アンソロジーってこういうのもありなんだ」と思いました。作者(石川先生)はどんな思いでこのお話を書いたのかが気になり、一目散にあとがきを読みにいくと「私の短編があなたのかつていた場所やそこでともに過ごした人たちのことを思い出すきっかけとなれば嬉しい」と。
すごいなぁ。
『やはり、船頭の多い船は山に登る』 王 雀孫
『俺たちに翼はない』で有名な王 雀孫先生によるアンソロジー。
こちらのお話は「みんなでリレー小説を書く」というもの。リレー小説なのに他の人の伏線を悉く潰していく雪乃や、ハッシュタグとか書いちゃう自由奔放な結衣(三浦&海老名さん)。そして最後に責任を取る八幡と、平常運転な奉仕部が良かったです。
『案外、葉山隼人の気の迷いは長い。』 川岸 殴魚、ななせめるち
『人生』のお二人によるアンソロジー。
こちらはアンソロジー3に続いて二作品目のアンソロジーになります。今回は葉山が自分の在り方に思い悩む話(ギャグ路線)。オタクになったり、タイ語喋ったり腐りはじめたりと、彷徨い続ける葉山も新鮮で面白かったです。
そして付き合いの良い戸部が良い奴…
『負けられない婚活がそこにはある』 境田 吉考、U35
『青春絶対つぶすマンな俺に救いはいらない』のお二人によるアンソロジー。
こちらもアンソロジー3に続き二作品目のアンソロジーになります。
だから平塚先生を結婚ネタでいじるのはやめたげてよぉ!!!
タイトル通り、平塚先生が婚活に励む内容の今回。ひたすらにギャグ路線で素直に笑えて、アンソロジーならではの良さ。今回の童貞を〇す服を着た平塚先生も可愛いけど、やっぱり最高なのは7.5巻のウエディング静ちゃんですよね!(異論は認めない)
『十年後の八幡へ』 さがら 総、ももこ
『教え子に脅迫されるのは犯罪ですか?』のお二人によるアンソロジー。
こちらもアンソロジー1に続き二作品目のアンソロジーになります。こちらは八幡みたいになっちゃった戸塚のお話。戸塚の、八幡への憧れをこじらせるとこういう感じになっていくのかなぁ…
さがら先生の戸塚への歪んだ愛情が読み取れる…
『川崎沙希と比企谷八幡の、記念日にまつわる話』 天津 向、うかみ
『クズと天使の二週目生活』のお二人によるアンソロジー。
こちらはアンソロジー1.2に続き三作品目のアンソロジーになります。普段スポットの当たりにくい川崎沙希がメインなのは嬉しいんですが、その、ね。明らかにキャラの口調が崩壊してるのがなぁ…アンソロジーっていうのはわかってるんですけども!!八幡は語尾に「!?」を使わなくて「えぇ……」のような引く方が多いし。川崎沙希もこんなに身勝手じゃないし、なんなら手伝わせてといっても断る方だと思うんだけどなぁ…
まぁ、親バカになる川崎さんは可愛いかったですけどネ。
『しかし、その言葉の裏には裏がある。』 渡 航
そしてラストは原作者わたりん書き下ろし!
さてさて… アンソロ1.2.3と続いて四本目。遂にラストとなっております。
今回はどんなお話かな~…
この人たち、また青春ラブコメしてるよ!!!
も~… 最高か??アンソロ2の書き下ろしでもめちゃくちゃラブコメしてたんですが、今回も最高のラブコメしてるよ…
依頼もなく、部室でまったりする奉仕部の面々(と一色)。いつもの如く、皆に紅茶を振る舞う雪乃。すると、お茶請けの代わりにと、手作りのピーチパイを振る舞う結衣…
わたりんやめて!! これ以上読者の胸を締め付けるのはやめて!!!
このピーチパイってアンソロ3の書き下ろしで結衣が毎日練習していたものでしょう。毎日試行錯誤しながら、ある人への想いを込めてつくったピーチパイ。それは本当に、本当に美味しいに違いなく…雪乃と小町も絶賛するなか、遠慮がちに、ちらと八幡をみる結衣。素直に美味しい、と感想を述べる八幡。
それを聞いて「よかった……。」と胸に手をやって微笑む結衣がエモエモ過ぎて辛い…これ結衣sideの書き下ろしじゃないの?と思うほど由比ヶ浜さんが最高過ぎる…
しかし今回はオールスターズ。その光景をみて「私も作ろうかな……。」と呟く雪乃。
可愛いが過ぎるだろうがよォ!!!
『拗ねたような、稚い(幼い)声音』って、完全にもうデレノ下さんじゃん。
『唇を尖らせ、所在なさげに長い黒髪の毛先を弄んでいる』って、でれのんじゃん…
「私も(美味しいと言ってもらいたいから)作ろうかな……。」ってことでしょ…
みんな可愛いよ……。
その後、「次は私が作るわね」「あたしが作るよ」と見詰め合い、笑い合う二人。仲がいいのはいいことだね!平和だね!!()
いや、ほんとに恋に素直になった二人が可愛いすぎる。
このあとも、来月からマンションに戻るという雪乃に「心配だから毎日行くね!」と詰め寄る結衣が可愛いし、「え、心配? ……な、なにがかしら?」と右へ左へと視線を泳がせる雪乃も可愛い。そうだよね、心配だからね……
さらには生徒会室に何回も何回も、理由をつけて現れる雪乃と結衣。この時、すぐ終わらせて部室戻ると八幡に言われた時の、二人の反応。
雪乃「そう、では”待っているわ”」 結衣「遅かったら”迎えに来るね”」
エッッッッモ…………
ヤバ過ぎるだろ…… この対比ヤバ過ぎるだろ……
名残惜しそうにゆっくりと扉を閉める雪乃、完全に閉まる瞬間まで手を振り続ける結衣。
ヤバ過ぎるだろ……
もうね、雪乃と結衣が可愛い過ぎるんですよ。これは『アンソロジー4 メインヒロイン』にしてもいいんじゃないかな…
だが、しかし! 今回は! オールスターズ!!!(二回目)、可愛いのは二人だけじゃなく、最強の後輩「一色いろは」もなんですよ!
目が合うと、視線と仕草だけでドギマギさせたり。事あるごとに体を寄せたり。そんな小悪魔かと思えば、なにげない一言でカウンター食らってたり。もうめちゃくちゃ可愛い、いろはす可愛い過ぎる。
雪乃と結衣はエモさを感じさせる可愛さが多いんですけど、いろははただただ、最高にかわいいんですよね。しかも、さらにはメインヒロイン二人に「わたしからの、お返し、です♪」とお菓子()を渡すカッコよさ…
だから、やっぱり。いろはす、最高なんだよなぁ……。
と、いうわけで今回はここまで!遂にアンソロジー4冊が終わってしまった……今のところ確たる情報はありませんが、渡先生の書く俺ガイルはこれからも続いていく様子。(あとがきから察するに。)アンソロも新鮮で良かったですが、やっぱり丸々一冊、書き下ろしが読みたい…!!!アニメ三期もコロナの影響で放送時期は未定ですが楽しみです。
また書き下ろしの感想、書きたいなぁ…ではでは~
執筆中BGM : Bitter Bitter Sweet(雪ノ下雪乃(CV.早見沙織)&由比ヶ浜結衣(CV.東山奈央)
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