【 感想:ネタバレ注意 】ダンまち外伝 ソード・オラトリア 13

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

「それでね、聞いてよレフィーヤ! オラリオ側が眷属募集リクルートの申請をする前に、何と【ヘスティア・ファミリア】のベル・クラネルが『学区』に無断侵入したのよ!」

「ハァ?」

 

そんな感じで。こんにちは、miTokiです。

今回は約3年と7ヵ月振りの新刊、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア 13』の感想です。ダンまち各作品のネタバレを含むのでご注意くださいね。

 

それではどうぞ!

 

学区

──それではあらためて。遂にオラトリア新刊ですよ皆さん!オラトリア1~12巻まで続いた破壊者エニュオが巻き起こした『狂乱編』も終わり、大森先生12巻のあとがき曰く今回からは『妖精覚醒編』が始まるとのこと。

新章”妖精覚醒編”最初の舞台は、今まで名前は度々あがるものの謎に包まれていた『学区』

正式名称『海上学術機関特区』、通称-『学区』-。エイナやレフィーヤが在籍していたといわれていた教育機関ですね。なんか今までの情報だとオラリオに並ぶくらいヤベー雰囲気がプンプンする感じでしたが、想像通り校舎人員ともにめちゃくちゃヤベー組織でした!

 

 超巨大船フリングホルニ

学区に所属する神や人たちが暮らす”学びや”は超巨大船フリングホルニと呼ばれる直径700M、円型の世界最大の船で、その船の中に色々な施設が存在。そのバカでかい船は大型魔石装置を約500基程使って海上に浮いて世界中を巡っています

なんかいきなり世界観壊れてないか?一つの教育機関が持つにはオーパーツ過ぎるだろと思わなくともないんですけど、その船体は元々は『海上要塞』で、かつてのゼウス、ヘラ、そして未だ謎多き【ポセイドン・ファミリア】が討伐した”三大冒険者依頼”の一つ『リヴァイアサン』との闘いで冒険者たちの足場として利用されたものでした。

アルフィアやザルド、今のオッタルを超えるLv.8やLv.9の化物たちが暴れる場所として用意されたと考えるとそりゃあこれくらい規格外の船も必要になるわ……個人的にはどこかの国に存在するエルフ中心の学校(在籍してたのがエイナとレフィーヤなので)のようなものをイメージしていたんですけど想像を遥かに上回ってきましたね。さすが大森神。

この大型船は三年周期でオラリオ横の港町・メレンでメンテナンスを行っていて、時間軸的にはベルたちとフレイヤ・ファミリアの戦争遊戯ウォーゲームが終わった後のタイミングでオラリオに帰港しています。

 

 神・バルドル

学区には何柱かの神が所属していて、それぞれが【ファミリア】のようなものにあたる【クラス】を有しています。そんな学区の総責任者を務めるのが神・バルドル

誰もが認める『神格者』であり、神たる光神かみレフィーヤは元々バルドルの【クラス】に所属していて、オラリオのファミリアが学区の優秀な人材を引き抜く『眷属募集リクルート』を経て【ロキ・ファミリア】に加入、正しくいうと『改宗』をしています。ロキに一方的に嫌われているのは元ネタの北欧神話繋がりですね。

良かった。今回はちゃんとした善神だ…。善の皮を被った狂神ディオニュソスのせいで疑心暗鬼になってるけどレフィーヤの前の親だし、さすがに大丈夫でしょう。

また今回の学区編では以前から関わりのあったレフィーヤだけでなく、どこからか不法侵入した兎にも関わっているようですが…?

 

 レオン・ヴァーデンベルク

キ…キターー!!『ナイト・オブ・ナイト』キター!!!

遂に登場しましたよ『ナイト・オブ・ナイト』!本編や外伝、ダンメモでちょくちょく語られていた、オッタルオラリオ最強に並ぶもう一人のLv.7

前記事(本編18巻感想)で、学区編ならナイト・オブ・ナイトも登場するんじゃ?とか予想してたんですけど案の定登場しましたね!!──まぁ外伝アストレア・レコードの三巻、6章310Pでアルテミスが学区あちらには『ナイト・オブ・ナイト』がいる」と言っていたのでほぼほぼ登場は確定していたんですが。

『ナイト・オブ・ナイト』の本名はレオン・ヴァーデンベルク。学区の教師であり、【バルドル・クラス】の団長。獅子色の長髪と双眼に、長身で執事や紳士を想起させる黒いスーツ。高い実力を持ちながら温和でおごらず正しく、さとし導く。思いやりの強い人格者。おいおいなんてこった…強くてカッコよくて性格まで良い?パーフェクトじゃねぇか!!猫と狼も口の悪ささえなければLv7になれたのに…。

そんなイケメン騎士レオンですがダンまち本編、オラトリア共に物語に大きく関わってきそうですよね。そもLv.7の時点で関わらないなんてことはないんですけど、それを抜きにしても『ナイト・オブ・ナイト』の事前情報で海の覇王リヴァイアサン討伐に紛れ込んだ、かつての悪童」というのがありますし、リヴァイアサンにトドメを刺したベルの叔母アルフィア(と聖鐘楼の魔法ジェノス・アンジェラス)のことも間違いなく見ていると思うので、ベルを見てそこら辺の面影を察してそうな感じがします。

──というかレオンて、元【ゼウス・ファミリア】なんじゃないかって思うんですよね…。学区ができたのはリヴァイアサンを討伐してからですし、当時ダンジョン以外のまともな方法で第一級冒険者になれるとも思えないので…。カーリーのとこのカリフ姉妹のような例もありますが、今回18階層までアイズたちより早く到着しているのでダンジョンの正規ルートを知っていることから見ても元オラリオ所属のような気がするんですよ。まぁ普通にバルドルが学区設立前はオラリオにいた…という可能性もありますけど。

あと”悪童“というのがすごいゼウスの眷属っぽい。Lv.7にあがったのはリヴァイアサン討伐の経験値エクセリアなのは間違いない(というかこれ以上の偉業がない)と思うので、当時はLv.6。フィンたち以上でオッタルとばちぼこにやりあえるファミリアなんてゼウス・ヘラくらいしか…。

なんにしてもレオン周りはこれから先めちゃくちゃ楽しみですね!獅子にボコボコにされる兎が脳裏に浮かぶのは自分だけじゃないと思う。

 

 【バルドル・クラス】『第七小隊』

続いては、世界各地を巡るなかで魔物達と戦うことが多く、実力はオラリオと比べれば劣りますがLv.3までランクアップしている優秀な生徒も存在する学区。その中でもエリートとされる『第七小隊』についての感想を。

まず初めに…Lv.3てマジ??

ベルと共に無茶苦茶な冒険を繰り広げてきた命やヴェルフですらまだLv.2なんですよ?いや、これが同じくLv.3のボールスのような大人だったらまだわかるんですけど、ベルたちと変わらない年齢の彼らLv.3が二人って…さらにLv.2も二人って…えぇ…オラリオ外の下界一体どうなってるんだ……ダンジョン以外も大概ヤバすぎる。劇場版のアルテミスの時のモンスターみたいなのは早々ないと思ってたけどそんな事もないのか…?

──まぁLvはさておき、今回レフィーヤが先生として担当する『第七小隊』。その中でリーダーを務めるヒューマンの少年”ルーク“くん。

学区で世界を巡る中でモンスターたちの被害を受けた人々を沢山見てきた彼は、オラリオの冒険者が外に目を向けないことを不満に感じ、お前らが救わないなら俺が英雄になってやる!と奮い立つのですが…。まぁそんなに甘くはないよね。レフィーヤの教え通り、仲間、特に彼を好いている第七小隊の少女の献身もかえりみれないやつは英雄なんぞにはなれはしない。端的に言うと女子おなごの一人も救えず、何がおのこだ』ってことなんですよ。ベルくんの良さを再認識できましたね。

ただルークくんの考えもレオンの言う通り間違いではなくて、その想いも彼の性根の優しさからきているのをレフィーヤもわかっているので、最後には彼に手を伸ばしながら優しく諭す…そして少年は”“にかかる…

あぁ…始まってしまう。ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか”2”が…

 

 

ロキ・ファミリア

 レフィーヤ・ウィリディス

レフィーヤの髪があああああああああああっ!??

レフィーヤ・ウィリディス…──今巻の主人公でもある彼女。今回のストーリーはほぼほぼレフィーヤがメインで、前回自らの手で別れを告げた親友であり憧憬、『フィルヴィス・シャリア』の遺品を携え強くなると決意し、その誓いとして自らの髪を切り落とすところからスタート。そ、そんな……俺たちのポニテエルフが…こうなったら代わりとしてリヴェリア様にポニテになって頂くしか…。

強くなる決意をした彼女は今までとは異なった危うさを孕んでいて、彼女を心配する人達からは別人フィルヴィスになろうとしている』『レフィーヤがレフィーヤがでなくなる』と言われていました。

そんな彼女を心配した主神ロキと恩師バルドル、レオンは、レフィーヤに自身の原点を思い出してもらうため学区のエリートだけど問題を抱える『第七小隊』を導く教導者リクルーター』を依頼。結果として生徒たちと触れ合い、自身を見つめなおすことで元のレフィーヤに戻れたのですが……。

最後の”フィルヴィスへの告白”で、ほんとに泣きそうになってしまった……(泣)もうめっちゃうるうるしました。そうだよね、12巻のお別れは確かに綺麗だったけど、それでもどうしてもすごい喪失感と悲しみが大きかったもんね…。それが今回、色んな人の支えがあって「好きです。大好きです!」って涙を流して叫びながら「ずっと忘れてなんかやらないっ!」と想いを吐き出して。最後には「だから……私、進んでいきますね」と前を向いて、あの時の約束「ずっと一緒」を思い出す。彼女になるのではなく、彼女と歩む。彼女の”杖と剣”誇りを胸に抱きながら。──本当に綺麗な終わり方でした。

 

──と、ここからは少しだけ【ロキ・ファミリア】のことをお話していくんですけど、オラトリア12巻の『精霊の分身デミ・スピリット』との戦闘によりLv.2のほとんどがLv.3へ、Lv.3の半分以上がLv.4へ。そして貴猫アルシャー】アナキティがLv.5へとランクアップ。あの時アナの部隊は主力だったベートたちとはぐれてもオッタルが認めるくらい頑張ってましたから納得のランクアップでしょう。うぅ…かわいい、かわいいよアナ…。嬉しくて尻尾ふりふりしてるののめちゃくちゃかわいいよ。ダンメモのサンタ衣装といい、水着衣装といい、アナめちゃくちゃかわいいよ…好きだ……。

…──そんな感じで8人目の第一級冒険者が誕生し【ロキ・ファミリア】が確実に一歩ゼウスたちに近づいたんですが、なーんか、フィンたちLv.6の何人かもLv.7にランクアップしてるっぽくない?

言葉にはなってませんが、アナのランクアップの会話の後にロキが『フィンたちのお祝いもド派手に』ってニヤつきながら話してるの結構なランクアップの匂わせだと思うんですよね。さすがに59階層の遠征後にランクアップしたベートたちは早過ぎるのでなさそうですけど、元々Lv.6だった創設メンバー、フィン、ガレス、リヴェリアはLv.7になるのでは。そう考えると本編18巻でのオッタルのLv.8間近の会話も匂わせだったんだなぁ…。さすが常に最強オッタル

あと今回さらっとオラリオ内の一級冒険Lv.5以上が40人に満たないことが明言されたのびっくりなんですけど。──現状明言されているのはロキに8、元フレイヤに9、ガネーシャに11、そして椿、ベルとリューさん、あとヒキガエルの計32名。あと数人くらいはまだちらほら存在しそうですね…登場が楽しみです。てかこのメンツに入れるフリュネ地味にやっぱすげぇ。

 

 

ベル・クラネル

 ベル・クラネル

★今回のべる・くらねる!★

・Lv.5になって【フレイヤ・ファミリア】とドンパチ!(そして勝利)

・オラリオ外の『学区』に無断侵入!

・なんやかんやあって学区の歴代最底辺小隊『第三小隊』に中途入学生として加入(兎人に変装)

・新人『ラピ』になって『第三おちこぼれ隊』の生徒たちと『特別実習ダンジョンに潜る』!(すれ違ったレフィーヤを見て軽く悲鳴)

・レフィーヤたち同様、迷宮ダンジョン中層の落盤事故に巻き込まれる!

・なんやかんやあってまた『冒険』し、小隊を18階層の安全階層まで避難させる!

・小隊のハーフエルフの少女が頬を赤らめ、正体を明かしたベルをチラチラ!

 

うーんやっぱりベルくんはベルくんだねっ!!

さーて最後はダンまち主人公のベル・クラネルくん。Lv.5となり、強敵フレイヤ・ファミリアとの戦争遊戯ウォーゲームを終えて名実共にオラリオの『第一級冒険者』となったベルくん。そんな彼はその後…

まったく!今までとまったく変わらないようなドッタンバッタンを繰り広げてました!

もうね、ベルに関する内容なんて精々1.2ページくらいの情報しかないのにまーたドタバタしてるのに笑っちゃいましたよ!Lv.5といえば、ベルがオラリオに来て出会った時のアイズやベートたちと同じランクですから。そんな彼の次なる冒険の舞台は『学生』だったワケですが……。

 

まーた女の子惚れさせとるよこの子は!!…前回まで女神と色恋沙汰でドタバタ、しかもリューさんの告白に対しての返答もあるのになにをやっとるんだねキミは…。いいぞもっとやれ。

というかこのベルにお熱になってしまったハーフエルフの少女『ニイナ』ですが、まぁ十中八九ベルの担当アドバイザー『エイナ・チュール』の妹ちゃんですよね。エイナは学区の卒業生だし、ハーフエルフだし、名前が酷似してますし。ナノも「ニイナは私より頭が良い」と言ってるし。もしそうだったらとんでもねぇ修羅場が…楽しみです!(えー)

というかエイナなんですけど、今回『学区』の生徒たちには神々バルドルたちの”恩恵”が刻まれていることが明らかになりましたが、つまり”エイナにも恩恵は刻まれている”のでしょうかね…?本人は「運動の才能がなかった」「ギルド辞めたら【ヘスティア・ファミリア】に入れてもらおうかな」とか言っていましたけど改宗ってことだったのか…?そこらへんもダンまち本編19巻とかで明らかになるかもしれないですね。

──ベルくんの話に戻りますが彼、”本当にLv.5になった”んだなぁ…『迷宮中層を初心者たちを連れてもほぼ100%問題なく護衛できるくらいの実力者』とバルドルが認めて小隊を任されたのホントに感慨深いですよ…じゃないと大切な生徒を預けたりしないでしょうから。へディンマスター指導ごうもんにより女の子の扱いもシルさんがクラクラしちゃうくらい上達しちゃったし、ランクも背中が見えたし、次巻あたりでアイズとの絡みも増えてくると嬉しいなぁ…。頼むぞメインヒロイン!(アニメイト特典リーフレットの、ベルの言葉思い出してテレテレしちゃうアイズめちゃんこ可愛いかった…!)

 

 

次巻以降

──というわけで。レフィーヤがウィリディスへの想いに誓いを立てて『学区』という新情報も満載の13巻でしたが、次回のオラトリア14巻は既に告知されている通り来月に発売!その内容は、今回のあとがきによると『フィン、ガレス、リヴェリアの昔話』とのこと。

表紙イラストも公開済みで、昔のツンとした表情のリヴェリアさまがえっち(すみません嘘です噓じゃないけど)最高なんだ…。そして特装版の今のやわらかい微笑みのリヴェリア様も最高なんだ…(ママーッ!!)

ガレスはどちらも渋くてカッコいい。ただ意外なのがどちらのフィンも子供っぽいというか、挑戦的な笑みを浮かべてるんですよね。今のフィンならそれこそ、知的で大人っぽい笑みを浮かべてそうですけど…… あっ!そういうことか!?これオラトリア10巻で『人工』を辞めて『英雄』になることを決めた『吹っ切れたフィン』を踏襲したイラストなのか!!?カッコいい!!!!そういうの大好き!!

そして内容に関しては…まったくわからーん!リヴェリアはアニメオラトリアの特典『ハイエルフの旅立ち』とは別物…と考えていいのかな?フィンも子供の時の集落の話はやってるし、おそらく三人ともファミリア入団時のことを詳しくやると思うんだけど…なんにしても楽しみ過ぎます!フィンにいたってはファミリア結成と同義だからね!個人的には上で話した通り、三人のランクアップが話の導入になるのかなと思いますっ!

あとはベルくんレフィーヤに睨まれながらアイズとイチャコラしてくれー!!

 

 

終わりに

──とまぁそんな感じで今回はここまで。

発売から一週間くらいと、前回18巻の反省を生かして早めに書けたと思うのですがどうでしたでしょうか。読み辛かったりつまらなかったならごめんなさい。それでもここまで読んで頂き本当にありがとうございます。

次回の14巻は勿論ですし、さらに6ヶ月の連続刊行の第二弾が決まったのでそちらの感想も書けたらなと思います。──というか結果的に12ヶ月連続刊行だねっ!?ヤバくない!?毎月新刊コーナーにダンまち置いてあるの良い意味でドン引きなんですけど!大森先生どうかお体は大切に!!でもありがとうございます!

現在紹介されている内容だと7.8ヶ月目は『掌編集』。本編と外伝の特典SSと書き下ろしが収録されているとのこと。それ以降はComing Soonとなっていますが、個人的には9.10が書籍化が決まっている『アルゴノゥト』11.12ヶ月目が本編19巻とオラトリア15巻とかなんじゃないかなぁと思います。 結局どれも楽しみなことには変わりありませんね!

それでは改めて、今回はここまで!

大森先生、はいむらきよたか先生、他関係者皆々様、今回も最高の巻をありがとうございました!

 

それでは次回、ソード・オラトリア14巻の感想でお会いしましょう。ばいばい!

【 感想:ネタバレ注意 】ダンまち外伝 ソード・オラトリア 14(+特典小冊子)
こんにちは。怒涛の連続刊行で、本棚に遂にダンまちシリーズが収まりきらなくなったmiTokiです。 今回は『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア 14』の感想になります。 ダンまち各作品のネタ...

 

執筆中BGM:忘れてやらない(結束バンド)

 

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