【 感想:ネタバレ注意 】ダンまち オラリオ・ストーリーズ

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

「「いつか、必ずきっと、会いに行くよ」」

 

 

こんにちは、miTokiです。

今回は『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか オラリオ・ストーリーズ』の感想です。久々に当日に感想あげられました!わーい!褒めてっ!!

という冗談はさておき、今回の『オラリオ・ストーリーズ』はアニメダンまち円盤の特典小説「英雄と娼婦」「異端児からの手紙」加筆修正を加えたものと、本巻書き下ろしの「世界が見つめる先で示すもの」の三本立てになります。

 

掌編集1.2は短めの感想でしたが今回は色々含めて長めかも。ごめんなさい。

それでは以下感想になります。もちろんダンまち各作品のネタバレを含むのでご注意くださいね。それではどうぞ~

 

『英雄と娼婦』

 

まずはアニメダンまち二期の円盤特典『英雄と娼婦』の感想から。

今作の感想を一言で言いますと いいねぇ最高だねぇ!!このエロ狐が!!!(号泣) という感じでしょうか。ほんと読んでて楽しい物語

 

時系列的には、本編7巻後~8巻あたりのお話で、もちろん今回のお話の主軸にいるのはアニメ二期のメインヒロインである春姫なんですけど他のヒロインとの絡みもはちゃめちゃに多くて最高なんだ…… 個人的には、ヒロイン全員から追い掛け回される客船観光クルーズとメンヘラエイナさんが特に好きです。そして今回一度も登場もしてないのに『【千の妖精】が涙目で責任取れって何度も迫ってる』って噂になってるレフィーヤほんと愛おしい。好き。あとこの時のリューさんは今みたいな「ベル///」みたいな感ではなかったのが改めて読むと懐かしかったですね。アイズとリューさんの師匠ポジ争い無限に見ていたい。

ただ自分は特典の方で既に読んでいたので、感動が若干薄れてしまうのが本当に悔しい……記憶消してもう一度読みたい。でも本当に本当に最高でした!ラストの、二人で物語をつづる終わり方が本当に優しくて綺麗で大好きです。

 

それとこれは本編の感想ではないですが今回のあとがきで、この物語を書くにあたってのアレコレを大森先生が1ページ以上使って書いてて内容も含めてめっちゃ笑いました。「アニメの特典短編なんて無法地帯」と、飲み会で他の先生方を置いて自分だけ帰宅するくだりほんと好き。そして屑屑屑屑屑屑クズクズクズクズクズクズ!!のところマジヘルンさん。

なるほどなぁ。このあわむら先生の「短編は本編でできないことを好きなだけ自由にやる」という教えがあったからこそ、あのメンヘラヘルンさん掌編集1の書き下ろしが生まれたんだなぁ。もうこれあの怪文書ベルクラ★ランキングが生まれたのあわむら先生のせいだろ。ありがとうございます。

 

あとニリツ先生の挿絵もめっっっちゃ良かったです!!春姫サンッ!??エッ!!!!!!(濡れシャツ膝枕)

 

 

『異端児からの手紙』

続いてはアニメダンまち三期の円盤特典『異端児からの手紙』についての感想を。

 

オタクはこういうメールとか手紙とかで気持ちを吐き出す演出に弱いんだよッ!!!!

某ゲームWHITE 〇LBUM2とか某ライトノベル冴えない彼〇の育てかたとか、私が好きな作品には大体こういう展開があります。皆さんもそうだと思います。ニリツ先生の挿絵の自信満々なウィーネもかわいいんだけど、ベルからの手紙の「それでも、僕たちは一人じゃないから」で何度もウ゛ッってなります。メタ的にはこの後に派閥大戦とか外伝12巻でのオラリオ一丸での決戦とか、色々な人たちが力を合わせる展開が多くて、【ロキ・ファミリア】とかリューさんとかフィルヴィスとレフィーヤとか、なんかそういうのが色々こみあげて来てウ゛ァッ!ってなります。狂いそうです。

 

そしてベルくんの字がまるっこくてかわいい……その文字は女の子だろ!あざといぞ!!(作品内実際の文字は違うというのは置いといて)

 

と、感情のままに色々書きましたが、リドたちが話していた迷宮の【最淵カシオス】など、ダンまちという作品のキーポイントな話題もちらほら出てくる物語でした。最高!!

 

書き下ろしSS『世界が見つめる先で示すもの』

 

──というわけで、ここからは今回の書き下ろしストーリー『世界が見つめる先で示すもの』の感想なんですけどまず前提として、今回の時系列的には本編19巻のお話(あとで詳しく話そう)になります。

内容的にはベルくんとリューがフェルズに呼び出されて再び37階層に訪れる(頼もしい護衛【フレイヤ・ファミリア】付き)というものでしたが、てっきり本編で書かかれると思っていたウィーネたちとの再会がなんと今回で再会。でも『異端児からの手紙』を読んだあとの物語だとこれ以上ないくらいの書き下ろしです。ありがてぇ(泣)。本編ではきっと地上で笑い合う彼らが見れると思うので、その時を心から待ってるよ。

 

と、ほかにも【例の異端児ゼノスなど気になることは色々ありますがとりあえず言わせてください。

 

お前ら!!イチャつくなっ!!!(いいぞもっとやれ)

も~…なんなの??ベルくんとリューさんなんなの???もどかしいよ~!!!

師匠ヘディンに蹴られたベルくんを抱き寄せたり赤面しながらベルの頬をつねったり、それでいて狭い階段で手が触れて顔を赤らめたり(そしてそれをベルくんは気付かない振りをしたり)、かつて肌を寄せ合った場所をチラチラ見ては耳まで真っ赤にしたり……付き合う直前の中学生カップルかなんかですか??(大体合ってる)

 

というか…あの、これ。今回の…リュー、さん……

【ヘスティア・ファミリア】に加入してません????????

いやいやいやいやこれしてません??これ加入してません???してるくない??してない?してる?る??

異端児との再会後、20階層『異端児の隠れ里』での宴会で、あの場にいるのリューさんと【ヘスティア・ファミリア】と異端児たちだけなんですよ??しかもリリのイチャコラ調査チェックが入るところの距離間から見るにリリとリューさんもなんか親しげに見えるし……え。してる!!???

いやでも332Pの一行目「異端児たちに感謝を告げるつもりで今回の探索に参加」って書いてあるしな…うーん。

でも331Pのリリのイチャコラ調査~ミコトが笑う、までの所が【ヘスティア・ファミリア】って感じで書かれてて、そこにリューさんがいるのがすーごい違和感というか、めちゃくちゃ気になるんですよね……あとなんかリリの雰囲気的にも派閥大戦でのリューさんの告白知ってそうな感じしますよね??どっちなんだー!!!!!!!!!!!!

 

──という感じで色々やきもきドキドキする感じの書き下ろしでした!ベルリュー最高!!そしてヘグニも最高!!護衛のお礼が卓上遊戯ボードゲームを一緒にやることだったり、ベルたちを見送るときの「大丈夫だから、ゆっくりしておいで」と優しい言葉だったり好感度がぎゅんぎゅん上がっています。好きだ……

 

あと細かいとこで『アステリオス』のことをベルが「あの人」と普通に呼んでいるのとかも最高です。ええ話や~!!

 

 

次巻以降

──というわけで以上、オラリオ・ストーリーズの感想でした。

ここからは次巻以降の展開についてとか、今回の新情報についてとか色々お話していくんですが、まずはそうですね…【フレイヤ・ファミリア】あたりからいきますか。

 

今回の書き下ろしSSは上記した通り、本編19巻”以降”のお話でした。本編19巻は本編18巻のあとがきと外伝13巻のにもありましたが学区編であるのは確定していて、今回のはそれよりも後のお話になります。

なので今回の冒険者依頼クエストのくだり的に、まぁ当然ですが本編18巻で解散した【フレイヤ・ファミリア】から【ヘスティア・ファミリア】に改宗した人はいなさそうですね。結局それぞれどうなったのかはわかりませんけど、少なくともシルのお願いを聞いて自由に動ける場所に身を置いていて、そんなにベルくんとの中も悪くないって感じでしょうか。ヘグニなんかはもう友達だもん。

今回の書き下ろしで彼らががっつり登場した以上、本編19巻では派閥大戦の後処理というか後日譚はしっかり説明されそうです。あとは待つだけ!

 

ちなみにダンまち19巻は先月末に告知されている通り2023年9月に発売が決定しています!!ヤッター!!12ヶ月連続刊行のラストを飾るのはやっぱり本編です!!

しかも久々のドラマCD付き特装版もあります!!しかもその内容は……!!!

 

ど、動悸が。収まらんが……??絶対買うし聴くし感想書き殴ると思います。

 

発売は9月ですが予約の締切は2023年7月14日だそうなので欲しい方はご注意を…っ!

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ドラマCDの内容つながりで、SSの感想でも書きましたがリューさんマジでどうなるんだ……少なくともベルくんは告白への返答は絶対すると思うんですよ。このまましなかったらシルさんのときと同じですし。(リューさんが返答を望まないという可能性は大いにありますが)

18巻読むまでは早く【ヘスティア・ファミリア】入りしてくれ~!!って思ってたんですけど、18巻読んじゃうと【アストレア・ファミリア】であり続けてくれ…(泣)という思いも湧き出て来てもう駄目です。たぶんみんなそう。とりあえずリューさんは幸せになってくれ。

とか色々考えてましが原作18巻特典でのアストレアとリューの会話的にもう19巻(仮)で【ヘスティア・ファミリア】加入したのは確定、でしょうかね。

 

最後に、今回の最も大きな新情報と言える【ペルーダの異端児】。

まだ「彼」なのか「彼女」なのかもわかりませんが確定しているのが【ジャガーノート】の生まれかわりだということ。ここで新たな異端児を出したってことは、学区編以降はガンガンお話が進むようなので20巻以降はこの異端児中心にお話が進んで行きそうですね。ひゃ~!全く内容が想像できないけどとりあえず封印が解けるのはわかる。絶対解ける。

 

 

終わりに

──とまぁ、そんな感じで。長くなりましたが今回はここまで。お読み頂き本当にありがとうございました。

果て無く続きそうだった12ヶ月連続刊行も、来月と再来月のアルゴノゥト、そして9月の本編19巻と残り三巻となってしまいました。あっという間でしたね。まぁ連続刊行が終わってもダンまちという作品はまだまだ続くと思うので、以降も一ファンとして作品を応援するだけです!

 

そして本編とは違いますが今年6月でダンメモ6周年、本当におめでとうございます!このゲームがなければ生まれなかった物語がたくさんあると思うと感謝しかないですね……

そんなダンメモの記念すべき、そして最後の周年イベントとなる今回のタイトルは【オルギアス・サガ】

ダンまち外伝 ソード・オラトリア12巻の内容をベースにした全三部構成で、第一章【終焉序曲】はなんと本日6月15日より開催予定。楽しみですね~!!(時間があまりないので感想書くかはわかりませんすみません;;)

PVのほうもUPされているので是非。フィンの口上が最高ですっ!!!

 

いや~!リヴェリア様の新衣装めちゃくちゃ美しい…!はわわわ……(課金の気配)

ほんと!めちゃくちゃ楽しみですね!!絶対胸アツ展開なのは確定してるし、大鐘楼の音が流れてくるシーンは絶対あるだろうし、マジで楽しみだ…!!あそこ本当に好きなんですよ~!!

そして一番期待、というか望んでいるのはやっぱりレフィーヤとフィルヴィスで、オリオンの矢の時のエピローグの時のような、書き下ろしの何かで救いがあるような展開を願っています。あったら本当に号泣すると思う。信じてる。大森神。

みんなで最後の祭りを楽しみましょう~!!

 

 

と、最後になりますが、先月5月末にアイズ役の大西沙織さんが体調不良により、一部活動を制限されるとの発表がありました。(当ブログの過去記事を見て頂ければわかると思いますが)個人的にめちゃくちゃ大切な、本当に唯一無二の方でもあります。早く安全な回復を、心からお祈りしています。

 

──それでは改めて、皆様。ここまでお読みいただきありがとうございました。

そして大森先生、ニリツ先生、他関係者皆々様、またまた今回も、最高の一冊をありがとうございました!! ダンメモ6周年【オルギアス・サガ】楽しみです!!

 

それでは次回、英雄譚アルゴノゥトの感想でお会い致しましょう(たぶん)。

ではでは~!

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執筆中BGM:光の中へ(結束バンド)

 

 

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