こんにちは。怒涛の連続刊行で、本棚に遂にダンまちシリーズが収まりきらなくなったmiTokiです。
今回は『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア 14』の感想になります。
ダンまち各作品のネタバレを含むのでご注意くださいね。
『Lv.7』
「フィン、リヴェリア、ガレス! Lv.7到達おめや~~~~~~!!」
それではあらためて。早速ですが今回のオラトリア14巻、一番の大きな情報と言えばやはりこれ。
【ロキ・ファミリア】フィン、リヴェリア、ガレスの三人がLv.7へとランクアップ!
本編外伝のスタート時点からLv.6と、既に第一級冒険者の最高峰だった彼らが正真正銘、世界最高位のエルフ、ドワーフ、そして小人族となりました。しかも同時に。
リヴェリアも言ってましたけど、Lv.6の彼らがランクアップに必要な『冒険』、そして『偉業』を成し遂げるには、彼らが力を合わせなければ達成できないほどの死地が必要なのは道理なので、まぁ当然といえば当然なのですが。
でもやっぱりこういう苦楽を共にしたファミリアで一斉ランクアップっていうの王道胸アツで良いですよね!!(ベルくんの場合ファミリアというよりも関わった人たちすべてをなし崩し的に救っていく感じなので本編だと意外と少ない)個人的にダンまち男性キャラ最推しのフィンがLv.7になってくれて本当に嬉しいですよ!
…まぁ彼らのランクアップについては13巻の感想でも予想していましたし、というか月替わりの新刊試し読みでわかっていたのであまり驚きはなかったんですが。それでもやっぱり嬉しいね!
ランクアップした彼らはファミリア内でのお祝いの後、三人の『始まり』の思い出について語り合います。ここからはそんな彼らの『スタートライン』についての感想を。
パルゥムの冒険
ということでまずはフィンとロキの出会い。そして【ロキ・ファミリア】結成の話となる『パルゥムの冒険』の感想です。
まずね、びっくりしたのがフィンの魔法【ヘル・フィネガス】がLv.1の時から発現していたこと。こんなんチート過ぎるだろ… それに加えて恩恵を刻まれる前から”技と駆け引き”もそれなりだったとか… あとフィンの初めての”冒険”の相手が『アイレン』なのも【ナイツ・オブ・フィアナ】のオマージュで胸アツです!
それと子供の時の集落のお話は前からわかっていたのですが、今回その後フィンが強くなるまで『とある女性の修行僧の元で4年間鍛錬していた』と明かされました。
アニメイト特典のリーフレットでは彼女との会話が読めるんですけど、外見は『槍を抱える褐色の肌に整った美貌、長く黒い艶やかな髪』とのことで…そしてフィン曰く『殺しても死ななそうな不思議な女性』。
フィンやフィアナ騎士団の元ネタのケルト神話周りで黒く長い髪、”殺しても死なない”っていうともうこの人↓しか思い浮かばないんですが…。(『神威』は感じないそうだから神ではなさそうだし…)
なんにせよいつか本編でも登場してほしいですね…!
──あとはフィンの初恋、メリサちゃんとリリへ求婚の時にもあった“お嫁さん探し”とかもここから始まっているというのがわかって、まさに【ロキ・ファミリア】のスタートラインと呼べる内容でした。最後ロキと二人で並んで歩き出すのエモエモで好きだ……
ハイエルフの旅立ち
あーっえっち!ツンデレ!かわいい!おてんば!お姫様!!
というわけで続いては今回のメインヒロインのお転婆ツンデレ世間知らずエルフのお姫様、リヴェリアちゃん(約70歳)の入団のお話である『ハイエルフの旅立ち』について!
んもー…、リヴェリア様ほんとかわいいよ~!終始かわいいのほんとなんなの??褒められて頬染めて上手く転がされるのほんと愛くるしい。チョロい。好き。アイナもかわいいし一生百合百合していて欲しい…。しかもこれでCV.川澄綾子でしょ?最高か~??是非ドラマCD化してほしい。
内容自体はアニメオラトリアの特典『ハイエルフの旅立ち』に加筆、といったものだったので少し残念だな~と思いましたが…リヴェリアとアイナの二人の話は特典小冊子版が最高だったので満足です!(そちらの感想は後述↓)
ロキの「娘さんをください!」のくだりほんと好き。
ドワーフの雄飛
というわけで三人目、今までほとんど加入前の情報がなかったガレス・ランドロックのお話『ドワーフの雄飛』についての感想を。
まず…ガレスさん強過ぎるよ!!
なんで恩恵刻まれてないのに深層種のモンスターと戦えるの?ダンジョン外で弱体化食らってるとはいえいくらなんでもおかしいでしょ!これが天与呪縛か… 恩恵貰ってゴブリン倒して喜んでたベルくん泣いてるよ。ゼウスがベルに対して言っていた”素質”ってこういうのを言うんだろうな…
お話自体の感想だと三人のパーティープレイとか、13巻でレフィーヤが行っていた疑似探知魔法のやり方とか初見だったり今後に繋がる内容だったりとめちゃくちゃ良いお話でした。あと洗濯してるハイエルフとかね。
──フィンの女装が見れたの最高過ぎないか?ノリの良いフィンほんと好きだよ。
エルフの旅路
──最後はオラトリア14巻特装版特典の小冊子『エルフの旅路』についての感想を。
この話の主人公はリヴェリアの従者、そして親友である”アイナ・リンドール”。リヴェリアと一緒に【ロキ・ファミリア】と旅をしていた彼女のお話ですが…この話が今回で一番好きかもしれない。あくまで特典小説なんですが本当に最高でした。
寝起きのひらがな多めリヴェリア様は可愛いし、そこから絶望しながら”もしも”の話に怒り狂うのもかわいい。それを囲むロキ、フィン、ガレスたちとの色々なわちゃわちゃとか、いつまでも見ていたい。
でもそれは長くは続かなくて。体調の悪化により旅についていけないアイナ。儚いんですが個人的にはアイナと離れることで、初めてリヴェリアが冒険者として旅立つ。これこそまさに『ハイエルフの旅立ち』なんじゃないかと思います。
──まじめな雰囲気はさておき、アイナの未来の旦那さんの前に立ちふさがるリヴェリア様最高ですね!親友の娘二人、そして愛娘と、ベルくんが将来大変なことになりそうでめちゃくちゃ楽しみです!
「お前の義母にはずいぶん世話になったなベル・クラネル」
ベルくんとリヴェリア様の間には地雷が沢山埋まっていて嬉しいね!
それとこれは本当に特典小説で出していい内容なのかわかんないですけど三大冒険者依頼『隻眼の黒竜』についても軽く追及されていましたね。なんでも”北の最果て”に封印されていたとか。ただこれは本編の約30年程前の話でベヒーモス、リヴァイアサンも討伐される前の話でしたし、なによりその後にゼウスとヘラが破れているので、現在のベルくん達の時間軸では封印はほぼ解けているのではないかと思います。
外伝13巻でルークくんが言っていたオラリオ外の状況で『“竜の谷”から凶悪な竜種が降りてきて下界を荒らしている』という情報的に現在“黒竜”がいるのは”竜の谷”の可能性が高そう。(Lv.3のルークが凶悪って言うんだからマジで強そう)
ここらへんの情報は大事そうなのでいずれ本編でもちゃんと明かされる気がします。
※余談ですが【イシリス・ファミリア】はオシリスの誤植なのかイシスの誤植なのか、それとも新ファミリア【イシリス・ファミリア】なのかだれか教えて下さい。
次巻以降
──というわけで。【ロキ・ファミリア】のスタートラインを振り返る14巻でしたが、新情報や次巻15巻以降についての情報は少なめ。強いて言えば大森先生があとがきにて語っていた通り次回から『ダンジョンアタック』が再開されることくらいでしょうか。
今現在あるダンジョンについての目ぼしいキーワードは本編18巻でロイマンが語った【千蒼の氷園】ですけど、これもまだ情報少ないしな…。ただ60階層以降の話になると思うので外伝4巻の時のようにまた大規模遠征に向かうんだと思います。
あの時には【ロキ・ファミリア】以外に椿たち【ヘファイストス・ファミリア】が同行しましたが次はどうなるんでしょうね……。
個人的にはベルくんが同行してくれると最高なんですけど、でも流石にヴェルフたちLv.2勢は危な過ぎて同行できないしな…春姫はチート魔法があるのでなんとも言えませんが。あるとすればフィンが魔法目当てに春姫同行を【ヘスティア・ファミリア】に依頼、護衛としてベル同行、とか…?うーん自分で言っといてなんですが無さそう…()
じゃあ誰が【ロキ・ファミリア】に同行するのか、となると元【フレイヤ・ファミリア】だと思うんですよね。
物語上でも散々語られている通りオッタルがLv.8間近というのもありますし、その都市最強が”冒険“するとなるとそれはもう未開拓領域しかない気がします。フレイヤがギルド側と話していた(ファミリア解散前ですが)迷宮攻略を進めるという話もありましたし。
というか解散後のフレイヤ・ファミリアに関しての情報が少なすぎるよ~!!むしろ大森先生が意図的に避けてるまである。ここら辺はやっぱり本編19巻まで待つしかないでしょうね…。気になる~!
『妖精覚醒編』はまだ続いているのでメインはレフィーヤになりそうですけど、やっぱりアイズ主軸も読みたいのでどうかお願いします大森先生!!オラトリア15巻の発売日はまた少し時間が空きそうがいくらでも待ってるのでベルくんとアイズの絡みもっと増やして下さ~い!!(泣)
終わりに
──とまぁそんな感じで今回はここまで。
ここまでお読み頂き本当にありがとうございました。
個人的にはツンツン可愛いリヴェリアたん(約70歳)が可愛くて可愛くてもうたまらーんっ!という感じの14巻でしたが皆様はどうでしたでしょうか。(…えっ、リヴェリア様よりアイナ派?うーん、それもわかる)
巻末恒例のステータス紹介でふんすっ!てしてるリヴェリア様マジ可愛くてヤバい(所持金スタートから実質3億7千50万ヴァリスあるのもヤバい)
──と、扉絵リヴェリア様の腋がえっちなんて話題はこれくらいにして。
12ヶ月連続刊行の7ヵ月目にあたる来月は告知されている通り『掌編集』。本編と外伝の特典SSと書き下ろしが収録されているとのことですがナンバリングはどうなるんだろう…?書き下ろしの内容次第で14.5巻とかもありそうですね。楽しみ! 8ヶ月目も同じく『掌編集』なので書き下ろしが前後作の可能性もあります。うーん何回も言うけど楽しみ~!!
個人的にはフィンたちがオラリオに着いた時のお話とかだと嬉しいですね~!!(アルフィアにボコボコにされて凹むリヴェリア様がみたいっ!!)
現在放送中の本編アニメも『妖精編』最高潮を迎えておりますし、ダンまちの話題がHOTで本当に嬉しいです。
それでは改めて、今回はここまで!
大森先生、はいむらきよたか先生、他関係者皆々様、今回も最高の巻をありがとうございました!(特にはいむら先生マジで今回のリヴェリア様最高でした。圧倒的感謝…ッ!)
それでは次回、ダンまち掌編集1(仮)の感想でお会いしましょう。ばいばーい!
執筆中BGM:硝子のエトワール(メジロアルダン(CV.会沢紗弥)
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